突然ですが、「左右盲(さゆうもう)」ってご存知ですか?
どっちが右でどっちが左かを頭では理解していても、
とっさに判断を迫られるとすぐに区別するのが難しかったり、
区別に時間がかかったりする個性のことです。
私はこの「左右盲」の傾向があります。
今回はこの左右盲という個性について紹介したいと思います。
「左右盲」の特徴
先に言っておきますが、おそらく個人差があります。
あくまでも私の場合を例に話したいと思います。
先にも言いましたが、左右盲とは一般的に
右と左を瞬時に区別できない人のことです。
この、瞬時に区別できないというのがこの個性の特徴です。
「左右盲」という名前がついていますが、病名ではありません。
そのため、病気でも発達障害でも無いようです。
私自身も、医者に「あなたは左右盲です」と判定されたわけではありません。
自分でその傾向がある、と認識しているだけに過ぎません。
左右盲は一つの『個性』であるとも言えますね。
「左右盲」の日常生活への影響
ケース①:車の運転
私が左右盲を一番感じる場面としては、車の運転中です。
車の運転をしている時、一緒に乗っている人やカーナビに
「そこの交差点を右!」とナビゲーションしてもらうことがありますが、
「右…ってどっちや?……………….あ、こっちか!」というように、
区別をつけるまでのタイムラグが発生する感覚です。
なので、
曲がる直前に言われると曲がれなかったり、
1/2の判断を間違えたりします。
これを聞いて、
左右がわからないなら普段の運転は危ないのではないか?
と思われる方もおられるかと思います。
ですが、左右盲は左右がわからないのではなく、
あくまでも瞬時に区別できないだけなので、
カーナビの地図を見ながら目的地へのルートを組み立てたり、
あらかじめ思った方角に向かうことは全く問題なくできるんです。
「方向音痴」とは違う感覚ですね。
私自身、左右盲であることを認識しているので、
他の人と乗車する際は、
「私は左右の区別がすぐにできないので、方向を示す時は指差しで教えてほしい」
といつもお願いしています。
みんな快く協力してくれるので、
いつも安全運転で目的地に辿り着くことができています。
ケース②:視力検査
次に感じる場面としては、視力検査の時です。
最近はレバーで操作するタイプの検査機もありますが、
上下左右を声で伝えるタイプの検査の時は少し困ります。
向きがわかっているのに答えるのに時間がかかるんです。笑
私の場合はどうしているかというと、
「右」を言いたい場合はまず一呼吸おき、右手で右ふとももを軽く叩いて、
「こっち…ってことは「右」やな」というのを認識してから
発言するようにしています。
時間はかかるんですが、なんとかこれで視力を維持しています。笑
ケース③:買い物
あと地味に困るのが買い物するときですね。
スーパーやコンビニの飲料コーナーなどでよく、
「右側が冷えてます」
と書かれていることがあります。
ここまで読んで頂いたならわかるかもしれませんが、
「右ってどっち??」ってなりますね。笑
まぁ時間をかければどっちかわかるので、
こちらも少し困るレベルですね。
さいごに
左右盲という個性、いかがでしたでしょうか?
日常で少し困ることもありますが、対策できるものばかりなので、
この個性が嫌いと思ったことはありません。
むしろ、他の人にない個性なので特別感があったりします。笑
周りに同じような個性をもつ方がおられたら、
こういう個性なんだなと思って
普段通り接してあげてくださいね。
コメントを残す